• 研究分野

 研究室の専門は生産管理とロジスティクスで、製品・サービスなどのいわゆるものづくりを対象とした研究を行っています。

研究の柱は、企業の業務、オペレーション視点からのサプライチェーンマネジメントに関する研究と、消費者視点からの顧客価値研究に大別されます。

ゼミや卒業論文等を通じて、マネジメント領域における効果的な効率化に関する知見・示唆を得ることを目標としています。

専門分野 生産管理,ロジスティクス
キーワード サプライチェーンマネジメント(SCM; Supply Chain Management),制約理論(TOC; Theory of Constraints),情報共有,ブルウィップ効果,スケジューリング,顧客価値,顧客満足度, 顧客ロイヤルティ,物理的充足,感情的充足,愛着,後悔,サービスマネジメント

 

  • 研究内容概要

 生産やロジスティクス・物流とは、顧客にとって有用な製品・サービスを生み出すための付加価値を高める変換活動と捉える事ができます。

 これら生産やロジスティクス活動の範囲は多岐にわたり、製品やサービスの開発から、生産、物流、販売、廃棄/リサイクルに至る個々の活動や一連の流れが主な研究対象となります。これら一連の業務の流れを包括的に捉え、全体最適を目指す経営管理手法として近年重要度が増しているものがサプライチェーンマネジメント(SCM)です。

 サプライチェーンマネジメント研究では、個々の業務や業務フローに関するオペレーション性能といった企業の裏の競争力と経営成果などの目に見える表の競争力の向上、さらにはそれらの関連性について工学的アプローチを駆使した研究を行っています。

 また、サプライチェーン構築の源泉ともいうべき「顧客」の視点から、顧客満足度やロイヤルティを高めるかといった観点に基づく顧客価値研究では、顧客満足度とロイヤルティとの関連性に対し、とくに愛着や後悔などをはじめとする消費者の感情・心理的側面からのアプローチに重点を置いています。製品自体の機能、性能の向上といった物理的側面からの充足だけではなく、消費者のニーズを的確に捉え、良好な関係性を構築し、感情的充足を高めることの重要性を示唆する体系化を目指しています。

 

  • 研究室論文テーマ

 研究室における最近の博士・修士・卒業論文のテーマ(題目)についてはこちらをご覧下さい。